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マーズ・アタック!のnanaaronのネタバレレビュー・内容・結末

マーズ・アタック!(1996年製作の映画)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

SFという概念はただの材料で、コメディとして観るのが正解。実際かなり笑える。ティムバートンのエッセンス満載、やりたい放題。現実感覚と非現実感覚(対岸の火事)の混ぜ方、というか倒錯、まずそこが絶妙な趣。グリム童話とかにも通じる職人技なんだけど、これ自体すごくキマってる。そして、その混沌によってユーモアが活きてくる。想像力を殺さないバックグラウンド作りが抜き目ない。あとはシリアスな前提を逆手にとったズラし芸(お前それホントに真面目に考えて発言してる?的な)、味がある。オチは「人類の愛」やら完全に取って付けたようなデタラメな感じだったけど、それでいいのもはや。これは息抜き映画だから、娯楽で済ませてくれてオーケー
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