猫とフェレットと暮らす人

ベイビー・ドライバーの猫とフェレットと暮らす人のネタバレレビュー・内容・結末

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

洒落た音楽と刺激的なドライビング。ちょっぴりロマンチックで、後半は程よくイカれた楽しい映画でした。

最初のカーチェイスとノリのいい音楽がマッチしてご機嫌に世界感に入り込めた。
カット割りはバリバリだけどイヤホンからの音楽が一曲として流れるので映像との対比で楽しめた。

次のコーヒーを買いに行くシーンはまた一曲をイヤホンで聞きながら、今度は一気にカメラを長回し。かつ、音楽に合ったトランペットを吹く仕草がマッチするの、いい感じ。

これで映画の世界感にすんなり入り込ませるのは素敵な演出。

素敵な演出といえば、コインランドリーのシーンはメルヘンチックでもあり、まぁ、あの二人ベイビーとデボラにはこんな感じに周りが見えてるのね。ってか周り見えてなさそうなのが可愛らしくていい感じ。

中盤からクライマックスに向ってだんだんイカれてくるストーリーも楽しめた。

バッツが武器の取引をぶち壊したあたりからヤベーってのが盛り上がってきて、何でもありやん。何が起こるんだろうとワクワクが盛り上がってきた。

郵便局から逃げるとき走るんかい!めっちゃパルクールでベイビーがめちゃくちゃ運動神経よくてどんどん走って逃げるやん。車乗らんのかと思ったら、やっぱ乗るんかい!

バディがゾンビのようにしつこく追いかけてくるとか、もう何でもええから車ぶつけたり、前進と後進で対決したり、取りあえずテンションあがる映像ぶちかましたろうってスタンスが最高。見てるとアドレナリンでてきて、とにかく楽しめる。

楽しめるのに音楽と映像がシンクロして、銃撃戦とか音楽ありきで撮影してる。もう、見てる側が音楽に乗せられてるので映像と共に楽しめた。

イヤホンのやり取りで音質変えるのとか細かい演出だけどとても効果的。すばらしいアイデア。

楽しめました。