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ベイビー・ドライバーのVigocultureのレビュー・感想・評価

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)
3.7
BKBの甘酸っぱい初恋物語。

正直言って映像も音楽も別にカッコ良くはない。(音楽は好みの問題、映像は印象に残る部分はない。
これは爆音で見たかった)
むしろ青臭くてコテコテでダサい。
とすら感じてしまうけど
最後に全部バーーーンって持っていく力がある。

全ての求心力は主人公!
こればっかりはみんな主人公を好きになっちゃうからとしか言えない。
これがグラサンかけたイキリちらしたドライバーの主人公だったら途中でアホくさってなって終わり。


物語はB級カーアクションど真ん中。それでも終盤にボーの店での三つ巴には「おお!これはにくい演出!」と唸った。なのにまたバディが再登場してB級カーアクションに逆戻り、でもって、最後に元祖はこれでしょ?と言わんばかりの終わり方でオトす。
終わりよければすべて良し!
それでこそ我らがアメリカ娯楽映画!拍手!

ナタリーポートマンにそっくりのヒロインも重要。
彼女じゃなければクライマックスの絵ももたない。

もはやアンダーウッドにしか見えないケヴィンスペイシー、強かなキャラクターをやらせたら右に出るものはない。リアルスキャンダルのせいで今後なかなか見れないのは残念…本作の彼の結末に胸のすく思いの人もいるのでは?
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