あおや

ベイビー・ドライバーのあおやのレビュー・感想・評価

ベイビー・ドライバー(2017年製作の映画)
3.7
厳つい三人組が銀行強盗をする傍ら、運転席でノリながらiPodの音楽を聞く童顔の男ひとり。彼の名は通称BABY。凄腕のドライバーであり「逃がし屋」である。

ひとこと感想を言うなれば「疾走感」。まるでミュージックビデオのような映像と音楽、構成はスタイリッシュでありスピード感を維持したままクライマックスまで駆け抜ける。特に音響は斬新であり、鳴り止まない音楽は登場人物の感情やスピード感を絶妙に演出している。主演のアンセル・エルゴートは個人的にあまりはまらなかったが、無口の若手主演の脇を固めるケヴィン・スペイシーやジェイミー・フォックスの凄みと存在感がまた際立ってよい。つっこみ所は少々あれど、ライトに鑑賞できる良質アクションムービーだ。
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