xo

天空の城ラピュタのxoのレビュー・感想・評価

天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)
3.3
ナウシカやもののけ姫以降の諸作と同様、運命と呪いの話。
結局はトトロと同様、脚本というより"魔法"によって物語は解決する。そこに合理性はないしご都合主義的。

オチは変に"ちゃんちゃん"な感じに収束させようとしないほうが美しいと思うんだけどな。。一件落着しちゃうと、安堵感や居心地の良さが先に立っちゃって、本来のメッセージの深みがあまり感じられなくなっちゃう。

唐突にシータとパズーの恋愛がスパークするのは宮崎駿らしさ。惚れるためのステップとか恋を育むひと展開とか何もない。見つめ合ってドキドキとかそういうことすらない。かといって性的なものも感じない。いつの間にか互いが「運命の人」になっていて、気づけば距離が一気に縮まっている。

パズーがラピュタにたどり着く直前で見るビジョンが良かった。
xo

xo