ばーどイヌサンローラン

20センチュリー・ウーマンのばーどイヌサンローランのレビュー・感想・評価

20センチュリー・ウーマン(2016年製作の映画)
2.9
アネット・バニングがいい感じで歳取ってますよね。



すっかり最近では、お母さん役が定着してますが、昔は綺麗な女優さんってイメージでしたよね。ウォーレン・ベイティとの結婚のキッカケとなった『バグジー』の頃とか。



若者の考えてることは分からないけど、理解しようとする、でも、やっぱり理解不能だ。でも当時としては先進的で少々、ぶっ飛んでたであろうシングルマザー役をアネット・バニング。



そして、その多感な15歳の息子にルーカル・ジェイド・ズマン(新人)。んー、誰かに似てるような…


この息子も、多感な思春期の少年を見事に演じていてた。うん、いい。これから見守っていきたい、期待大です!



そしてその母親と一緒に息子を育て、導いていくのが、幼馴染役のエル・ファニングと、間借りしているグレタ・カーウィグというふたりの女子。そしてもう1人の間借り人にビリー・クラダップ。



グレタ・カーウィグは、えっ、ホントにグレタ・カーウィグって感じで『フランシス・ハ』とも『マギーズ・プラン』とは全然違う、ぶっ飛んでる役どころ。またこれはこれでいいです。で、エル・ファニングは安定のかわいさ。でもちょっと病んでる。



てか、みんな、ぶっちゃけ過ぎ。



本作は1970年代、ウーマンリブの台頭、フェミニズム、女性解放など、女性が自分を主張し、強くなっていく時代のはなしだ。いいのか悪いのか、性に関しても、あけっぴろげにオープンだ。だってそれは備わっているものだから、それを言って何が悪いの?憚ることがあるの?とでも言わんばかりに。




携帯もインターネットもエイズもゲームソフトもなかった時代のマイク・ミルズ監督自身と母親、そして幼馴染と同居人の3人の20センチュリー・ウーマン(20世紀の女性)のものがたり。





どのキャラにも感情移入が出来ず、途中から飽きてしまった。



なんか、こう、理屈臭いの苦手だな。





…でも画は綺麗だよね。









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