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ミモザの島に消えた母のkotchanのレビュー・感想・評価

ミモザの島に消えた母(2015年製作の映画)
3.8
ノワール・ムーティエ島
西フランス、大西洋岸に位置する小さな島
「ミモザの島」とも呼ばれる

30年前、この島で溺死した母。
母の死に疑念を抱き、真相を知ろうとする息子アントワン(ローラン・ラフィット)。妹のアガット(メラニー・ロラン)は病的なまでに過去に執着する兄を心配する一方、母の死からは目を背ける。アガットだけでなく、家族全員が過去について触れようとせず口を閉ざす。
断片的に蘇る幼い頃の記憶。
浮き彫りになる歪んだ家族。
偽りの思い出。
過去の真実に迫っていく中、アントワンは母の別の顔も知ることになる。

真実を知ることが必ずしも幸せではないかもしれない。たとえ家族であっても隠したい秘密があり、全てを話すことが相手を不幸にしてしまうと思えば伝えられないこともある。
けれどそれが優しさや愛情とは思えない。
相手の心の強さを信じること。
過去や真実と向き合うこと。
そして共に寄り添うこと。
そんな事が大切なんだと信じたいですね。

西フランスの美しい自然と、眼鏡をかけた可愛いメラニー・ロランが堪能できます♪
ミモザの花言葉がそのまんまで驚き 笑!
未見の方は調べず観てくださいね(๑˃̵ᴗ˂̵)
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