case1 井上比呂人
case2 神崎伸樹
case3 宮元麻耶
コイツらがそれぞれ、とある理由で「さとるくん」に電話をかけるオムニバス風で構成されているんだけど、とりあえずストーリー的には繋がっています。

面白くない・怖くない地獄でした。
それにコレ、わざわざ映画になんかしなくてもええんちゃうの？

人って、自分にとって都合の悪いことをは記憶から消し去るものなんだ、ということを描きたかったんでしょうね。
わかります、わかりますよ、はい。

でもパンチは弱いし見せ方がイマイチだし、そもそもこの都市伝説自体がシャラ臭い。
公衆電話から自分のケータイに電話しただけで、なんでさとるくんから電話がかかってくるんだ？
しかも、画面には『さとる-自宅-』って表示が出るし。自宅って🤣
ホラー映画としてもこの一連のシステムがアホらし過ぎてチョー萎えます。

演者さんたちの演技が棒じゃなかったのと、尺が短いのが救いでした。

……マシンボーイだよ♡今後ろにいるよ♡

夜の公衆電話から自分のスマホに電話かけると、あとでさとるくんから折り返し電話掛かってくるよ！さとるくんは知りたいことなんでも教えてくれる良い子ちゃんなんや、でもなさとるくんに後ろから呼ばれて振り返ると……連れていかれてしまうんよぉぉ！って話

え？これ本当にある都市伝説なんかな？全然聞いた事ないんやが、まぁもちろんマシンボーイは「ひきこさん」とか「カシマさん」とか「杉沢村」とか「鮫島事件」とか…映画で見るまでそんな都市伝説知らんかったんやが、都市伝説詳しい人なら「カシマさん」も「杉沢村」も「さとるくん」も知っているんかな？

しかしこのさとるくん！話にまとまりが無い都市伝説でして
なんで自分の携帯に公衆電話から電話したらさとるくんから着信あるんか謎やし(いたずら電話小僧さとるくんなんか？)
さとるくんがどうして訊ねられたことなんでも答えられるんか謎やし(少年探偵さとるくんなんか？)
さとるくんが何故電話してきた人を何処かに連れ去ってしまうんかも謎やし(北朝鮮工作員さとるくんなんか？)
しかもちょいメリーさんをパクっているよな！最初の電話やと「さとるだよ、もうすぐ着くよ！」みたいに言われるんよぉ、で２回目の電話でさとるくんが現着するんよぉ、なんでわざわざ1回電話きったん？って疑問なるくらいすぐ現着するんよぉ、会話がもつ気がしなかったんかな？さとるくんさてはシャイボーイやな？

んでな、そんな二番煎じさとるくんの映画やから、内容ももちろんめちゃポンコツなんよぉ！
まぁ低予算ホラーにありがちなイジメから始まるストーリーなんやけどな、イジメられっ子がオシャレパーマな時点で悲壮感皆無で全然のれんかったしやな
2人目のさとるくん被害者でな、すでにさとるくんがルール無視して公衆電話から電話してない相手に勝手にさとるくんの方から電話しはじめるしやな、ルール無視すんの早ない？
3人目ので大どんでん返し〜！みたいなんあるんやが、伏線の引き方とかが雑すぎて小手先感が凄かったよなぁ！
見どころはブラザートムの大熱演くらいか？

だから本作観て良かったんは、小学校の同級生でいつも鼻水たらしていたさとるくんを久々に思い出した事くらいかなぁ
元気かな？さとるくん、突然電話とかかけてきても出ないんやからね！

「井上比呂人/神崎伸樹/宮本麻耶」収録
いじめの話、加害者は都合の悪いことは忘れてしまうという話なんですけど、復讐とさとるくんに電話という事柄が全く結びついていないのでオチでしっくりとはこなかったですね
演者は高校生には見えないけど、それなりに演技普通で見やすかった
（だからこそ高校生に見えない？）