うーん。
作りが実話にありがちな地味さであまり楽しめなかった。
薬物中毒者がノラ猫に出会って更生して仕事も上手くいって本書いて映画になって…
そんな有名になる程のことかなぁ?って。
ペット連れてギター演奏してるのってそんなに珍しい?
ソーシャルワーカーが彼を路上生活から助けたい、直感で彼には最後のチャンスな気がするの、だからアパートを貸してあげてって役所に掛け合ってる時も、
もっと過酷な状況の人が順番を待っているから空きなんて無いって言われてるのに、
そのソーシャルワーカーのさじ加減で、役所の人説得して入居が決まるなんて…
なんだかなぁって感じ。
主人公の父親は、立派な家に住んでて、お金にも困ってない感じで
当然ヤク中なわけでもなく、まともに暮らしてるんだから
ウマが合わないとかそんなのがあったとしても
生活も出来ずに今日生きるか死ぬかのレベルなら、当然そこにお世話になるべきでは?
見捨てたとか、言ってるわりにばったり会うとお小遣いあげたりしてて
付き合い方が中途半端過ぎてイライラした。
あのアパートを必要とする人…
こんな薬物中毒者より優先して助けなければいけない人、いたんじゃないかなー。
いくら救済制度があったとしてもそれは平等に受けられるわけではないから、主人公はただ運が良かった。その一言に尽きる…
猫が現れたのも、ただただ運が良かった。
その一方で、運悪く主人公が渡したお金で薬物を買い、死んでしまった友人がいて。
いやー!ダメだろあそこでお金渡したら!
栄養あるもの食べてね〜じゃなくて、物資で渡しなさいよ?!
今その場でホットドッグでも買って渡せ!
と、突っ込まずにはいられなかった。
主人公自身、薬物中毒者なのにそんなこともわからないのだろうか…
こういう切羽詰まった表情の時、この後絶対このお金でヤクを買うなって。
口では都合のいいこと言ってても、お金を手にしたらコントロールが効かないっていうのは経験者が一番わかってるはずじゃ…
主人公自身がハイになってた時ならわかるけど猫のおかげで稼げるようになって、少し余裕も出て、っていう時に会ったとはとても思えない友人への対応。
で、そのあと 友人が死んじゃってヤク依存が尚更怖くなったから早く投薬治療やめたいって焦ったりしてて。
いや、最後お前のあげた金でヤク買って死んだんだから、自分のことじゃなくてもう少し友人とのあの時のこと思い返して後悔しろよとか思った。
いろいろと残念な場面があり、
なんだか最初から最後まで都合の良い話だったなーという感想。
エンタメとしてもドキュメンタリーとしても残念。
可愛いのはわかるけど猫って全然演技できないんだなー
犬を見習ってほしい。笑
タレント犬の表情や仕草、動きの豊かさを。笑