パンクでファックでアイラブユー!
とまぁ頭を空っぽにして見るべき映画だと思う。にしてもタイトルとポスターからは想像できないかなり尖った作品だった。
これを不思議と表現すればいいのか、前衛的と表現すればいいのか、いずれにしろ、この映画の全てを感じとる感性は正直まだない。
この作品はエルファニングがとにかく魅力的。可愛らしくって、妖艶で、冴えない男を惑わせる才能が遺憾なく発揮されている。何より彼女とのやり取りはフェチズムが爆発しており、見ているこちら側の新たな性的嗜好を開花させること請け合いである。彼女の人形のようなどこか浮世離れした顔立ちも、異なる世界から来た本作の設定にぴったりだ。もはやエルファニングありきの映画と言っていいかもしれない。
にしても登場する異星人達とその習性は何の比喩なのか。見た人と話し合ってみたい。