あけび

パーティで女の子に話しかけるにはのあけびのレビュー・感想・評価

3.2
タイトルからボーイミーツガールの、シングストリートのパンク版的映画かと思っていましたが
全く!違う!!


パンク好きな青年エンは、友人2人と空き家で行われていた風変わりなパーティーに潜入。そこで美しい人間そっくりの生命体ザンに出会います。
ザンをアメリカ人だと信じるエンと人間ではない彼女の会話はちぐはぐでありつつ、お互い惹かれ合って…


カルトな雰囲気漂う異邦人vs.パンク集団
SF×ボーイミーツガールに中学生男子の妄想のようなエロティックを足した感じでしょうか…

とにかく初めてこんなジャンルの作品に出会いました
あまりに衝撃的で、その日の夜に悪夢を見ました笑

原作は”コララインとボタンの魔女”や”グッドオーメンズ”等で知られる
英有名作家のニールゲイマンの短編小説からきているそう


独特の世界観と、最後までよく分からない設定ですが、
今までにない刺激と新しい世界を知りたい方にオススメです

あえて言うならば、アメリや2001年宇宙の旅などが楽しめない方向き ではない作品なのかな…

逆に、私は上記2作品の独特の世界観が好きなので、
こちらの作品も、なんだこれ!と思いながら楽しめました


キスしながら嘔吐してしまったり、脇を触らせて愛情表現をしたり、文章で書くと気持ち悪いザンですが、
演じるエルファニングがあまりに透明で美しく、人間としては異常な行為さえ、ピュアで愛おしく感じられました
あけび

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