最近の三池崇史作品にかつての勢いを感じなくなっていたのですが、わずかな期待を込めて観て参りました。
前情報は予告映像のみ。
木村拓哉がどう"キムタク"を演じるのか？ちょっと斜に構えた感じで観ました。
結果的には満足できる仕上がりだったと思います。
ピーラーで皮を剥いたくらいの薄っぺらなストーリーですので 笑、観るべきはアクションシーンの迫力のみ！原作があろうがなかろうがこれこそが三池崇史作品の真骨頂であり、物語に深みや厚みを求めるのはナンセンス 笑！
ひたすら斬りまくる冒頭とラストは圧巻で、特にラストは『十三人の刺客』を彷彿とさせる興奮度高めの出来栄え。
何よりも杉咲花が良かった♪
木村拓哉とのコンビはもっと観たいと思えたし、彼女の感情表現がとても豊かで魅了的。TVドラマも含め、観るたびに演技が上手くなっていく。今作では"不安な顔"と"泣き"が素晴らしくて、何度も目頭が熱くなってしまいました。
喜怒哀楽で言えば"怒"はまだ未熟さがあるものの、主要キャストの中では圧倒的に光るものが感じられ、今後の活躍が楽しみで仕方がないですね(^^)
ベテラン俳優のチョイ役遣いがハンパなく、人気俳優も惜しげも無く出てくる豪華さが却って勿体無かったかな。無駄遣いの印象しかなくて残念。
好き嫌いも賛否も大いにあるとは思いますが、何も考えずエンターテイメントを楽しむ作品だと割り切ってしまえば、三池イズムもキムタクらしさも充分に堪能できる映画だと思います(๑˃̵ᴗ˂̵)
