このレビューはネタバレを含みます
可愛い20歳の女の子、大鳥節子の中身はなんと73歳のおばあちゃん。
まして中年と呼ばれる頃さえ過ぎた女は、
もはや男でも女でもない。老人という自分とは違う別の生き物扱いなのである。
ノリノリで歌う『東京ブキウギ』
お前のせいで私はすきなことできなかったんだ。お前のせいでが口癖だけれど、それはお前のおかげでってつもりで話していた母。
親が娘の自慢して何が悪いんだ!何が悪いんだ…
娘と喧嘩して家出して、真っ暗な中にポツンとあかり。
オオトリ写真館。
泣き寝入り。両親亡くして、おばあちゃんに引き取られたけど、おばあちゃんも亡くなって、その通夜の時、家が家事になって…まんまと騙されるじろう。
昔からじろうはわきがあまいのぉ。
御老人の集い。商店街ののど自慢。
優しく包み込むような歌声。
さすが多部ちゃん。
演技力、歌唱力素晴らしいわ。
『見上げてごらん夜の星を』
血を抜くと、元に戻ってしまう。
孫の舞台を守って、孫を助けた。
旦那を早くに失って、
友達を失って、ボロボロになっても
女て一つで育てた。
『ずーっと』
『たまごかけごはん』
『シングルベット』
『泥人形』
『真っ赤な太陽』
『恋の奴隷』
『幸せ劣等感』
『LOOSER』
『悲しくてやりきれない』
『ああ卒業』
『リスタート』
『大丈夫』
万病に効くツボは抱きしめた時の
背中の真ん中。
恋したあの人のフォルダーからは
消えてしまった。
けれど、両思いだったのかな。
面白いし、普通にいい話。
北村匠海がかっこいい。
多部ちゃんと北村匠海が最後、
同じステージで歌うの素晴らしい。