なかなか秀逸な作品だった。元となる小説がベストセラーだということも頷ける。
宇宙人が出てくるようなSFが、あまり得意ではない私なので、最初は、どうも入り込めずにいたが、冒頭に張られた伏線の部分が気になって、見進めることができた。これは、単なる宇宙物の映画ではなく、ヒューマンドラマであった。
以下ネタバレ。
中国の上将と電話で話をするくだり、それがとても良かった。電話番号を教える方法や、妻のダイイングメッセージが良かった。この映画の肝となる部分だ。
宇宙人(ヘプタポッド)から学んだ言語が、未来を読めるようになるということが、実に面白い設定だった。
未来を読めることによって、知らなかった電話番号を未来から教えてもらって、今、知ることができ、それによって未来を変える‼︎ それがこの映画の非常に面白いところなのだが、タイムワープ物のように、頭がこんがらがりそうにもなる。
娘の死や、夫のこと、途中で、読めた時に、ハッとなった。
