困ったちゃん

ぼくのエリ 200歳の少女の困ったちゃんのレビュー・感想・評価

ぼくのエリ 200歳の少女(2008年製作の映画)
3.8
孤独な少年オスカーの隣家に引っ越してきたエリ。非公開的な夜更けの引っ越しから伺える隣家の秘密が言葉少なに描かれる序盤で一気に飲み込まれる。狩をするかのようなおじさんの手さばきに目は釘づけ。しかしこの狩は失敗に終わりやがて街が騒然となる事件が起こる。

孤独ゆえに初めは怪訝な態度だったオスカーとエリ。徐々に親しくなっていくなか、オスカーの顔の傷を見つけたエリの目の表情が忘れられない。彼への想いとオスカーを傷つけた相手への深い怨恨を表す目は終盤のプールサイドでも登場する。ラストの凄惨さを観ればあの目つきは十分納得がいくのであった。それにしてもあのいじめっ子のお兄ちゃん、激ハマり役だった!
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