お湯

キングコング:髑髏島の巨神のお湯のレビュー・感想・評価

4.8
すごいすごい!!この映画すごい!!
日本人に見てほしい!

3/29に鑑賞
IMAX3D

バイト先で常に満席満席なので、自分の中でテンション上がって、一人で見に行きました。
評判が高くて、結構期待して見に行ってしまったけれど、それ以上の満足度!!

もう!日本版ポスター通りの超どんちゃん騒ぎ!
常に怪獣が出てきて、気を緩められない。ずっと目が離せない。
同じジャンルなのか分からないけど、アナコンダ・エイリアン・ジュラシックパークとかと比べて、瞬間的な驚かしが多い。
何回もわあ!って言ってしまいそうでした。

怪物が出てからの追いかけっこや戦闘も、
もちろん心拍数下がりません。上がりまくりです。
日本ホラーみたいな、「近くにいるのに、いつ来るかわからない」といった緊張感が高いドキドキシーンもありました。


そして、この映画の1番の魅力は、前述した迫力シーンを結んでいく繊細な物語。

まず、"不名誉より死を"の感動!
このセリフを、ある人物が言い放ちます。
日本語で。
この言葉は、太平洋戦争の日本兵の心に刻んであるものだという設定。
不名誉より死を、という日本人の思想は、アメリカ人には理解されがたい、という以上に、恐れられているものだと思います。
今の日本人でも割とそうかも。
(全く詳しくないので本当に自己満足の認識だけど。)
特攻隊だったり、沖縄の自決だったり…
それを彷彿させるシーンも劇中にあるんだけれど、「不名誉より死を」この意思をついだある人物は、その言葉により、自らの命を守り続け、仲間を救います。
この展開が、日本人として、とても感動しました。
きっと当時の日本人においても、その言葉が命を守り、仲間を救うこともあったのかな、って思った。


そして、女性カメラマン ウィーバーの存在!
だいたい、こういう何かから追われる系洋画、女の人がたくましくなって、最後には銃とか持ってるっていうのがお決まりな感じがないですか?
でも、ウィーバーは1回も殺傷用の銃を持たない。
手にはずっとカメラを持って走っています。
それが良かった。
あくまでも、ウィーバーは「反戦カメラマン」。
彼女が唯一怪物を攻撃した時に使ったのは、照明弾(?)。
自分の居場所や状態を皆に"知らせる"ための道具で、相手を攻撃した。
まさに、ジャーナリストとしてのあるべき姿。カメラが武器で、知らせることが攻撃!
つかいこなせなければ、自分自身を陥れる道具であることも描かれているように思えます。
序盤のメディアによって戦争を止めたはなしにもつながります……
本当にすごい!!ずるい!!

怪物たちは色んなものの隠喩にとらえることが出来るから、色んな人の感想がききたくなる映画です。
ラブロマンスがないのも、攻めていて面白かったです。MIYAVIもかっこよかった!
キングコングもかっこよかった!
続編が楽しみ!


📝たぶん満席。男子学生グループが多め。男性サラリーマンも多め。
エンドロールのあともあるコナン式だけど、出ていく人が多かった!!

H13座席
お湯

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