このレビューはネタバレを含みます
多摩シネマフォーラムにて鑑賞。
観ていてとても辛くなった。
重たすぎて、嫌な気分になった。
家族って何なんだろう。
そんなことを感じさせられた。
どこにでもある家族、
幸せな日々がいつの日か崩れてゆく。
三浦友和の演じる父親の傲慢ぶりには、
気持ち悪さを感じた。
傲慢さに気付かず家庭を壊し、
ひとりになってしまう。
ラストの自殺未遂〜コンビニの蕎麦をすするシーンは、見事だと思った。
稔を演じた若葉竜也の演技には、
とても辛いものを感じた。
父から兄と比べられて育った抑圧の末の凶行。
通り魔的犯行を行うシーンも、
こんな環境ならこうなっても仕方ないと、
思ってしまった。
南果歩も新井浩文も田中麗奈も、役に合っていて、キャスティングが素晴らしい作品だと思った。
それにしても、不愉快すぎる作品だ。