あまのうずめ

ボーダータウン 報道されない殺人者のあまのうずめのレビュー・感想・評価

2.3
メキシコ国境沿いに免税と安い労働力でアメリカ用の商品を生産する工場が建設されて行く。フアレスには工場が1000以上あり主に若い女性が過酷な労働条件で耐え忍び、夜間の帰宅時に襲われる女子工員も多かったが企業側は労働者を完全
フアレスでは375万人がレイプの上殺され行方不明者も700人とも言われ、シカゴ・センチネル新聞のジョージは記者のローレン・エイドリアンに取材に行く様伝える。ローレンは海外特派員になることを条件に引き受けた。


▶︎実際の事件に「着想」を得て映画化したそう。
それは「メキシコで数百人が犠牲となった実際の連続女性殺害事件」とのことで、ヒシヒシと怖さとキツイ現実が迫って来る。貧富の差、腐敗した警察に無法地帯、言論封鎖、一つでも厳しいのにそれはセットでやって来る。

ジェニファー・ロペスとアントニオ・バンデラスの共演。赤茶けた映像処理が砂漠地帯の雰囲気を効果に演出していたが、社会派サスペンスと言うには曖昧過ぎて、かと言ってエンタメ感も醸し出しておらず、どっちつかすでバランスが悪い上結末が安直だった。