ただ淡々と流れる映像の中に、楽しさも辛さも、、
と、簡単に流せない何かが確かにある。
いつのまにか住人としての愛情をこの街に抱くようになるし、これだけの多様性のある街とわかっていくからこそ、観る人もその街の一員になれる。
それを実現する映像の長さもある。
この街を脅かすものは何なのか。それは観る側の人たちの街をも脅かしているものだ。
人も込みで街に関心を持たせる最高の難しくない社会派ドキュメンタリー映画。
ただ、コロナ禍を経験した現在観ると、人と人の近さがあまりにも眩しい。
と同時に今どうなっているのかがさらに心配だ。