インド版アメリカ風ギャング映画をボンベイの街並みで再現しました!という感じの映画。
IFFJ2016で最も推しの作品。
一言で雰囲気が素晴らしい。本国では大コケとされる映画だが、大金をかけている分、1960年代のレトロな感じが物凄く出ている。
確かに批評にもあるように、ストーリーがありきたりとされるが、あそこまでセットと音楽に力を入れているのであれば、変化球は個人的にはいらないと思う。
出演陣も非常に豪華。
キチガイじみた役がうまいランビール・カプール。
今インド映画でノリに乗ってるアヌシュカー・シャルマー。
貫禄十分のカラン・ジョーハル。
IFFJ2016の『恐怖症』にも出演しており、主役を食いそうな格好良さのサティヤディープ・ミシュラ。
そして、極め付けの歌。ストーリーに合わせた歌詞とジャズテイストがいちいち心に来る。
是非DVD化してほしい一作。