ディズニーとダリという、まさかのコラボレーション作品。
制作のいきさつも、第二次世界大戦による経営不振による資金不足で企画が凍結されたところを、ウォルトの甥ロイが発見して再始動。
実に半世紀以上経ってからの復活で、壮大なエピソードです。
一見意外な組み合わせですが、元から『ファンタジア』でバリッバリのアート指向だっただけに、ある意味納得のコラボ。
溶ける時計というおなじみのイメージから、手のひらをはい回る蟻という『アンダルシアの犬』でも使われたイメージが出てきた時はニヤリ。流石に目玉は出ても、カミソリは出てきませんでしたが。
ストーリーは一応時の神クロノスと人間の女性の悲恋らしいですが、ぶっちゃけ意識するだけ無駄だと思われますので、変幻自在の世界を心のままに楽しむのが一番でしょう。
