イルーナ

ゴーストバスターズのイルーナのレビュー・感想・評価

ゴーストバスターズ(1984年製作の映画)
4.0
もうすぐ新作が公開される人気シリーズ『ゴーストバスターズ』。
2016年のリブート版は観ていたのですが、正直印象に残らない作品でした。実際、巷の評判もあまりよろしくない。
元祖の方は母が大好きな作品な上、80年代の映画を代表する作品ですが、ズルズルと観る機会を失していました。
しかし、もしかしたら新作を観るかもしれないと思い、ようやっと観てみました。

「ゴーストバスターズ!」の掛け声が印象的なテーマソングはやはりキャッチーでテンションが上がりますね。
戸田奈津子の「ややや ケッタイな」珍訳も相まって印象に残る。
タイトルにも出ているオバケ禁止のロゴマークも大変キャッチーで可愛らしい。
専用車両ECTO-1にプロトンビームパックという装備品も、これを見るだけでゴーストバスターズだと分かるキャッチーさ。
ここまでに3回も「キャッチー」という言葉を使っただけあって、それだけ絵になる要素がいっぱいあるんですよね。
バスターズの面々も、何だかとぼけた雰囲気。これのおかげで作品全体がゆるいムード。
科学者なのに全然賢く見えないのがまた……w
にしても、門の神と鍵の神。門の神に憑依されたディナはビッチに豹変してたし、鍵の神と合わさることで破壊の神が降臨する……
ド直球の下ネタだなこれ……w
というか最後は古代の邪神との対決だから、よく考えたらゴーストどころか邪神バスターズ。こうして見ると強そうだけど出てきたのはおなじみマシュマロマンw
可愛いキャラがラスボスというのは当時斬新だったでしょうね。一応光の角度で不気味に見えるようにはなってますが。
でも「何も考えないようにすることが出来ないので、なるべく弱そうなキャラを頭に思い浮かべた」というのは意外とバカに出来ない発想。
実際にマシュマロマン、燃えやすい上にただ踏みつぶして回るくらいしかやってなかったので、他の怪獣と比べたら多分弱いと思う。

そういやクソゲーオブザイヤー大賞『バランワンダーワールド』のBGMが本作のテーマ曲の盗作でないかと話題になってましたね。
実際に聞きくらべてみると、本作のテーマ曲のキーを高く、テンポを早くしただけ!
疑惑の曲が使われたのは消防士のエピソードでしたが、ゴーストバスターズも消防士モチーフ。やっぱ狙ってやったんだろうな……
イルーナ

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