セルビアからコソボが独立宣言を行った2008年の若者たちの姿。
主人公のルカは仮釈放中なのかな。
元カノからの冷たくあしらわれ、家族の問題も抱え、使いっ走りみたいなことをやらされてる。
若者たちの鬱屈した思いを描いているんだろうけど、全然共感出来なかった。
学校にも行かず、仕事もせず、フラフラ遊んでばっかの人達。
ケン・ローチ監督作のように、せめて主人公が普通の生活をしようと頑張ったけど上手くいかない…みたいな話なら分かる。
でも真面目な若者が全く出てこないので、セルビアの若者は皆サッカーと女とクラブとゲームのことしか考えてないのかな、てなっちゃうんじゃ。
唯一、生活手当を不正受給してる毒親に関しては同情。
あんなクズ親ならグレるのも分からんでもない。
コソボの独立を認めないというデモで若者たちが闘うっていうのは今の日本には無いよな。
ウクライナ情勢でも、戦わずに降参しろ、逃げればいい、という人がいるけど、自分の国のことを考えて行動するのは当たり前。
アメリカや中韓によって愛国心を根こそぎ奪うような日本の戦後教育のせいなんだろう。
混乱に乗じて略奪するバカ者もいたけれど。
ちなみに主人公ルカ役や友人のフラッシュ役を含め、地元の不良たちをスカウトしてキャスティングしたんだとか。
それきっかけにルカ役の人は映画監督を目指し、フラッシュ役の人は役者になったらしい。