なんと愛おしい映画!!こんなに笑ったの久々だし、こんなに愛おしいのも久しぶり。今も思い出し笑いする。
サリーやっぱりこういう役ハマりすぎる。
まず、サリーフィルドだ!と思って見たら、次から次へと大好きな俳優が登場するのに大興奮。アメドラファンにとって超豪華。
今までずっとお調子者や三枚目キャラだったマックス・グリーンフィールド、かっこいい気がする…と、気になる存在だったけど、今回の二枚目キャラでの登場に、ドリスといっしょにエレベーターで恋に落ちた。やだ、やっぱりイケメンなんじゃん…そこからドリスと共にときめきっぱなし(笑)
思春期はこうやって恋に落ちてたことを、思い出させてくれた…。うっとり。
大枠ではドリスのセラピーの課程を描いているわけで、恋愛も、実は母の死に目を向けられないドリスが依存した先であっただけなのでは。カレとくっつくことが目的じゃなくて、そこから抜け出すことが主軸のお話。
いくつになっても、何をしてもいい。(誰かを傷つけなければ!)ドリスが抱えた傷と正面から向き合いながらも、若者が決してドリスを否定しない、とても優しい世界のお話だった。
ドリスが(恋が故にだけども)若者のカルチャーに興味を持って飛び込んで行くことも、それを受け入れる若者も、理想的すぎる。ドリスは70年代に身に付けたであろうファッションセンスが抜群。こんなおばあちゃんになりたい!
最後までドリスの年齢を出さないのも、この作品の良いところ。
ドリスはまるで私のインナーチャイルドそのもので(笑)、前半は共感しすぎて何度でも見れる。歳を重ねてからこんな風になりたくない、よりも、ドリスから学べる老後の過ごし方のほうが大きかった。
ロズみたいな友達が、ずっといてくれたら幸せだなぁ。
ずっと大切にしたい映画だった。ラストもとても良い。