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ザ・ディスカバリーのtmcてむしーのレビュー・感想・評価

ザ・ディスカバリー(2017年製作の映画)
3.4
深い、のにオチがありきたり。
ただnetflixオリジナルは本当に質が高いなーと思ったのでしばらく継続しようと思います。笑

ストーリー
死後の世界"ディスカバリー"が証明された世界。
ディスカバリーへ行くため、たくさんの人が自殺し、社会問題になって居る。
ディスカバリーを証明したハーバー博士(ロバート・レッドフォード)は表舞台から姿を消した。
博士の息子ウィル(ジェイソン・シーゲル)は博士に会うためとある島の研究施設へと向かう。
その途中出会ったアイラ(ルーニー・マーラ)という女性はどこか変わった人物だった。


死後の世界があることが証明されている、というところからしてすでにあり得ないとは思いますが、前提がそうなのでそこは置いておきます。
死後の世界を再スタートと考えて、カジュアルな自殺をする人が増えてしまった世界(近未来風)のお話です。
自殺のハードルが圧倒的に低くなってしまったせいで、こんな世界から抜け出してどこかへ行きたい!と思って実行してしまう。
多分、ディスカバリーを天国か何かだと捉えている人すらいるんじゃないかなという程、何万人規模の自殺者が出ています。
本当に死後の世界があったらこうなってしまうんだろうか…と考えてしまいますね。

主人公はウィルとアイラの2人。意地悪なアイラとお節介なウィルは元々相性が良いのか、2人とも大切な人を失った過去の暗い部分が呼び合うのか、行動を共にするようになります。
島にある研究施設で暮らすうちに、ハーバー博士が死後の世界を記録(録画)しようとしていることがわかります。
死後の世界の謎はネタバレになるので書きませんが、ラストの展開はおそらく誰もが予想できるパターンのやつです(笑)

個人的に死は救いだと思っているので、こんな死後の世界なら行きたくないですね。笑
そして、ウィルはアイラを救うために生きて、そして死んでいるのだと思うと、もうちょっと救われても良いのでは…という気持ちになりました。