突如、鳥の大群とのクラッシュによって前代未聞の飛行トラブルに見舞われる旅客機。
機長サリーは急遽ハドソン川に不時着するというとんでもない方法を決意。
それが155名の乗客全員救出という奇跡を成し遂げた!
…のだがコンピュータ検証したところどうやら川に飛び込まんでも助かったんじゃね?普通に迂回できた臭いんですけど?という容疑をかけられてしまうサリーの運命やいかに!?
クリントイーストウッド監督が描く実話に基づいたあるアメリカンヒーローの話。
ベテランのカンによる英断にコンピュータが物言いをつけるシステムがまるで昨今のスポーツビデオ判定と重なるテーマにも思える。
すごい見応え。勉強になり考えさせられる内容ではある。
ではあるがあまりにクソリアリズム過ぎるというか、ちょっと硬派過ぎてデラックスなドキュメンタリー映画を見せられたって気持ちに自分はなってしまった。
いや、流石のクオリティではあるんだけどね!
監督違うけど、マネーボールとかファウンダーなどの実話系と比べるとアップダウンというか、展開の抑揚が乏しい感じがしてドラマストーリーじゃなくて良いエピソードを見せてもらったなあとしか感じられなかった。
引き合いに出すとこ違うかもしれないけど同監督のミリオンダラーベイビーの方が好みだった。
多分、この事件をニュースとかリアルタイムで知ってたら印象がまた変わったんだろうなと思う。
何か映画として心から褒めれない作品だった。