夢の恐竜遊園地を建設し大繁盛するが、恐怖の大殺戮が繰り広げられてしまい、島ごと恐竜達を放棄した前作のラストから繋がる続編。
休眠状態に入っていた島の火山が噴火活動を始めてしまい、またもや恐竜達は絶滅の危機に陥ってしまう。
オーウェンとクレア率いる仲間たちは恐竜達を助けるため噴火する寸前の島に戻ることになる。
前作が綺麗に終わったのでどのようにシリーズが始まるのだろうかと思っていましたが、初代の「ジュラシックパーク」でも使われていた「生命は必ず道を見つける」というセリフ。
まさしくそのセリフを下敷きにした生命やクローン技術の是非を訴えるストーリー展開で今作のラストには驚きました。
それでもなんたらの惑星みたいにはしないでくださいね。
方向性が違いますからw
映画の前半と後半で全くトーンが違うのが印象深かった。
前作はディザスタームービー風なテイスト。
後半はまるでゴシックホラーのような、閉ざされた空間の中で死の鬼ごっこ。
初代の恐怖演出に近いテイストで本当に良かった。
映画における怖いと思うシーンって居場所がバレてしまった時のあの感覚だと思っていて、影が映りこっちを見られているシーンがしっかり演出されていたので、ホラーとしての機能を果たしていたと思います。
エンターテイメントとしても申し分ない出来栄えでシリーズの幅を広げた素晴らしい続編だと思います。