矢吹

ジュラシック・ワールド 炎の王国の矢吹のレビュー・感想・評価

3.7
見ながら込み上げてくる感情は複雑なもので、前半は興奮と後悔の連続。
スペクタクルなシーンでスペクタクられるたびに、なんであの時映画館に観に行かなかったのか、と思わされ続けた。
ジュラシックをレンタルで見るなんて、花火を写真で見るのと同じ、牛タンをタレでいくのと同じ、厚切りハムカツと同じ、吉野家や松屋に行くのと同じことでした。すき家があるにもかかわらず。

丸呑み最高、噴火最高、逃げまどう恐竜最高、はしご最高、食いちぎり最高、頭突き最高、雷最高、奥行き最高、VFX最高、偉そうな傲慢隊長が恐竜に攻撃して倒したと思って油断してる時にお食事されるの最高。
もうお約束だけをやってもらえるとそれだけで十分です。そのアトラクション性たるや。飽きとかじゃないと思うし、構えて見るものでもなく、やばい、危ない、やばかった、危なかったで個人的には満足できちゃう。伝統芸能。
そして、話の内容も人類の進化の悲劇性、クローンの女の子っていう割と定番のね。
全体通してどう畳むのかが気になるやつ。
Fallen Kingdomって炎の王国じゃなくて、人間社会の話でもありましたんでござんすね。
ウェルカムトゥ、ジュラシックワールド。
人間対恐竜、この勝負勝つのは誰ですかー。
とりあえず続編は絶対に劇場で見ます。
火山の前で叫ぶのとお家の前で叫ぶのはちと違うね。前者に迫力がありすぎた、と思ったんですが、都市や社会と恐竜がどう融合するのか、期待と不安が入り混じる。
矢吹

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