ドス黒い社会に生きる、立場の違う男たちの大人な韓国製ドラマ。
主演は、イ・ビョンホンとチョ・スンウ。
この映画には大企業の汚い会長、汚い政治家、その二人を裏で操る汚いジャーナリスト他、汚いおっさんがたくさん出てくるので、この主演二人が非常に際立つ。
周りが汚ければ汚いほどこの二人が映えるので見事な配置。
冒頭は、登場人物がバンバン出てきて覚えきれず、関連性も見えてこず、ポカーンと観ていて、主演二人のうちの一人で検事役のスンウが出てきても脇役かと思っていた。
そして、ストーリーにもついていけず一度は停止してしまったけど、イカンイカンと二回目見直してみたら、思っていたほど複雑ではないうえに、主演二人がダークに輝くなかなか見応えあるドラマだと気付く。
音楽も迫力ある。
現実世界にもある闇の世界の絶望も味わえて、出来過ぎとも捉えられる終盤も映画的には爽快でいい。
誰が考えたの？誰が楽しいの？？っていう"あの"接待は作り手の狙い通り胸糞悪くなったけど、イ・ビョンホンはゴロツキ役も格好良い。
