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BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアントのyasuのレビュー・感想・評価

3.4
公開当時、スピルバーグ監督の作品でありながら、大きな話題にならず、あっという間に公開が終わってしまった。確かにこれは、スピルバーグお得の子供の主人公なのにピリっとしない出来。

巨人役を演じたマーク・ライランスは、前作「ブリッジ・オブ・スパイ」での演技が、主演のトム・ハンクスを食ってしまうほどの老練な演技で、作品の中で一際目立ってい。それがスピルバーグ監督の印象に強く残り、彼に巨人役をオファーしただと思われる。

しかし、この巨人役はCGで描かれていたため、ライランスの繊細な演技があまり前面に出ることなく、彼のせっかくの演技が十分に活かされていないと感じる。
主役のルビー・バーンヒルも、子役としては十分過ぎるくらいに演技が上手いし、魅力的で、さすがスピルバーグの子役を見る目は確かである。

決定的にダメなポイントはないのだけれど、かといって特徴的なところもない作品で、別にスピルバーグが監督しなくてもいいような。早撮りスピルバーグの悪い癖で「スケジュールが空いてしまったから撮った」とかそういうことなんじゃないだろうか(予想です)
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