チョマサ

BFG:ビッグ・フレンドリー・ジャイアントのチョマサのネタバレレビュー・内容・結末

3.0

このレビューはネタバレを含みます

あんまりノれなかった。

E.T.のスタッフが集まったとあったから、ああいう路線かと思ったら、そうじゃなかった。お化けキュウリの気持ち悪さ(あれに隠れるソフィーを見てうげぇと思った)や、B・F・Gの他に出てくる9人の巨人の見た目がモロに悪人づらで『魔宮の伝説』みたいな悪趣味さがこういった部分で炸裂していた。巨人は『進撃の巨人』に出てくる奴よりも少しマシな程度のキモさだった。テレビの宣伝ではこの巨人たちをいっさい見なかったので、興行側も敢えて出さなかったんだと思う。

夢を捕まえに行くシーンとか、上下が逆さまになる画面のおもしろさや、映像の美しさとか、綺麗なシーンばかりなんだけど、正反対の描写がそうして入るから印象に残った。

9人の巨人たちがBFGの家を荒らすシーンとかBFGを車とか使っていじめるシーンとか、チンピラが爺さんを苛めてる絵面にしか見えないから怖かったな。巨人は全員顔が俳優さんの面影を残していて、なおさら人間ぽいから余計怖かったな。R指定の巨人映画を作ってほしいなと思った。心底怖いものが作れると思う。

B・F・Gの見た目はユダヤ人て書き込みを見たけど、それなら9人の巨人たちもステレオタイプな根拠で見た目を作っているのか気になった。

笑える場面もあるのだけど、見ていてそこまで面白い感じじゃなかった。オナラとかだから、たぶん子どもだったらウケがいいんじゃないかな。BFGがロンドンの街をうまいこと隠れるシーンがすごくおもしろかった。あとBFGが王宮で食事をする場面。最後にBFGの成長が見えるシーンもよかった。あそこは示唆的な気がする。

一番の魅力はソフィーを演じてるルビー・バーンヒルで、この子が終始かわいいです。カトリーヌ・ドモンジョに似てると思う。眼鏡を掛けてる時が一番かわいかった。ロリコンでもなんでもないんだけど、この映画を見て眼鏡萌えの気があるなと気づきました。ほんとこの子を見るだけでも満足する映画でした。
チョマサ

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