2017.1.6 @ TOHOシネマズ・シャンテ
数年前だったら絶賛してたかもしれないけど、もうこういった映画への評価は難しい。第三世界における危険勢力への武力行使に対し、批判を持ちながら判断の正当性の葛藤を緊張感もって描く。
米英が中東をはじめとした途上国の正義を対立させ、秩序に混沌をもたらせているのは明白となったので、ただただ胸糞悪かった。フェルナンド・メイレレスの傑作"ナイロビの蜂"のセリフにあるように「ここにあるのは無残な死」だけであって、憐れみに対する同情ですらプロパガンダとしてしまう西側諸国のメディアにも反吐が出るよ。
そしてシンゴシラさながら緊急時における意思決定プロセスの責任問題は万国共通の笑いのネタなんだな。
