伽椰子ちゃんにガチ恋
小さい頃に観ていた『リング』がすごく怖くて家にあったラベルのないビデオテープを目にすると本当は呪いのビデオじゃないかって思ったり、そのあとの『呪怨』で布団のなかに隠れてもダメなんだ!って震えて、そういう、ある意味で私を形成したホラーキャラクターが萌え文化の産物になってしまったのはざんねんだけど、やっぱり観てしまう。恋なのかしら。『呪怨』は怖かったけど、伽椰子ちゃんがアップになったときにきれい!え!って思ったのがきっとはじまりで、ホラーキャラクターの貞子と伽椰子は死んでしまったけど、ホラーアイドルとして私のなかで生きてる。もう死んでるけど
朝イチで観たけど座席はほとんど埋まっていて、すこし安心をする。でもジャパニーズホラーの衰退に歯止めをかけれはしなかったし、むしろとどめを刺した気もするけど期待よりも断然よかった。最後の20分のためだけに観たっていっても過言じゃないし、ホラーではなかったかもしれないけども。
なんだか歌舞伎のような、最近流行っている応援上映みたいだった。伽椰子ちゃんが出てくるときに「お!きた!」みたいな反応になったのは、きっとこうやってエンタメホラーとしてやってくしかないってことかもしれないね