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KUBO/クボ 二本の弦の秘密のoldmanSEヨKのレビュー・感想・評価

KUBO/クボ 二本の弦の秘密(2016年製作の映画)
1.4
【ネタバレなし】すっかり薄汚れた大人になってしまった自分には、ストレート過ぎるストーリーはちょっとキツかったです。
逆に言えば、台詞やシーンにメタファーとか深読みとか、実はお説教だったり…とかそういう含みは、ほぼなく(だったと思います)単純に少年(少女?)がひとつの目的のために仲間と出逢い旅をするという、RPGゲームを映画にしたような話でした。
ある意味子供には観やすかったのかな?。

舞台は日本ですが、外国産では今まで当たり前で我々も既に諦め慣れきっていた、中国の文化と混じった描写が自分の記憶の限りでは皆無で、相当日本文化を研究したように感じました。
”まんが日本昔ばなし”をCG映像化したような雰囲気もありました。

ストップモーション・アニメーションという、自分のような素人には想像し難い労力であろう筈なんですが、出来上がった映像はディズニーやピクサーのオールCGと、そんなに差が感じられないような気もしました(あくまで私個人の見解です)。
ただ、確かに画面の絵&イメージや動きは本当に素晴らしく、その技法が創作にあたっての発想の手がかりや手助けになっていたのかもしれません。

最初のうちは観ていて楽しかったです。
しかしながらその映像に慣れた頃から、テンポの悪さとストーリー展開のまどろっこしさに2、3度寝落ちさせられそうになりました。

そもそも主人公クボとその母の能力の定義が不明瞭というか、観ているこちら側のとっかかりになっていない、お約束として成立していないまま最後までいってしまった感じでしょうか。

子供の夢をブチ壊すレビューですみません…

とても気になってしまったことがあるんですが、ネタバレなのでコメント欄に書きます。
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