このレビューはネタバレを含みます
※以下のレビューはサム・エスメイルが関わったドラマ『ミスター・ロボット』のネタバレも含みます。
『レギオン』の前半部が好きだ。
舞台は荒野の一軒家のダイナー。
じわじわと世界の崩壊がせまってくる不安感…
そんな感じで今作も、田舎?に居ながらも世界(アメリカ)の終わりらしき状況がせまってくる感じが凄くよかった。
登場人物たちはゲームの主人公のように世界を救うことなんてできない。
抗うことすらもできないモブなのだ。
どんなにがんばっても海に赤いペンキをぶちまけたとしても当然のこと、海の色なんて変わりゃしない。
おそらくこの現実でもきっと自分たちは同じように何もすることはできないだろう。
それをまざまざと味あわせてもらった。
もしかしたらこれを書いて(読まれて)いる、まさに今、何かが始まっているのかもしれない。
そして今作は同制作者サム・エスメイル『ミスター・ロボット』とセットだ。
まるでドラマの中で主人公エリオットとMr.ROBOT、fソサェティが起こした革命(=テロ)を、無関係な一般市民側からの視点としての混乱を描写しているよう…というかそのもの。
いや、アノ時は経済的レベルで実際こうだったんだろうなぁ〜みたいなそんな想像をさせてもらった感じ。
面白かった!!
タンカーは多分もっと海の中(下)がデカくて、もっと沖で座礁するとは思うけれど…視覚効果的には凄かった。