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アリスとテレスのまぼろし工場のoldmanSEヨKのレビュー・感想・評価

2.8
館内スクリーンの予告以外の前情報なしで鑑賞。

とにかく絵が綺麗で、これだけでもスクリーンで観る価値あったなぁ〜という感じでした。

30分くらいして、あっ、コレは昔観た日本アニメの名作みたいだなぁ〜と。
主要人物の一人に声優の千葉繁氏がアテられているのも(役柄的にも)、そこいらを敢えての意図的?(笑)

各キャラの内面描写にかなり深掘りしてゆくのは、自分は映像としての初めて観るような。
そしてこのノリがラストまで続くのが、結構シンドかった。

クライマックスにかけて物語が走り出し始めてからは、そっちにエネルギーを転化して欲しかったかな…(というのは一般的なミーハーレベルの観客なんでしょうか?)
ソレをやっちゃうと最近の新海誠作品に寄っちゃうかもしれないけれど…
(劇中の”空”と”煙”の表現も本当に悔しい偶然なんだろうけれど)

最後までずっと内面描写かよ!と思いきや、中盤から恋愛話しが始まっちゃうのかよ!

なんて感じで、う〜ん、物語の流れが内面描写で何度も立ち止まる感じが、作風だろうけれど(本当に描きたいのはむしろそっち?)、疲れました。

あと、キャラが途中、父だっけ、おじさんだっけ?みたいなところもあり…

絵は本当に凄かったです。
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