トランスマスター

素敵なサプライズ ブリュッセルの奇妙な代理店のトランスマスターのレビュー・感想・評価

3.0
♯168 オランダ映画

オランダの貴族が、主人公。母親の死を機に自殺を図ろうとするも失敗。
そこで表向きには葬祭業・旅行代理店、裏の顔は非合法の自殺ほう助のサービスを受けに主人公は、ベルギーへ出向きいつ・どこで・どうやって死ぬかわからないサプライズコースを契約する。(途中キャンセル不可)そこで棺を選んでいるときに同じ自殺願望の魅力的な女性と出会ってしまい。考えが変わっていくお話です。

◆良い点/注目ポイント
・おぼっちゃま君の屋敷のような広大な敷地と、見事な屋敷がユーロの貴族の格式の高さを表現しています。またお金で買えるクラシックカーなど物質的なコレクションだけではなくダンスや楽器の演奏スキルもあるはず。
・キャデラックのステーションワゴンが、欲しいので劇中の霊柩車を改造して乗りたいのですが、霊柩車の中古車は怖いです。
・ヒロインのニットを着ているときのスタイルに一目ぼれです。
・ストーリーの起承転結が見事でした。
・ヒロインが店番をしていたスピリチュアルグッズのオーナーは、ジブリアニメに出てきそうなキャラです。
・執事って凄い貫禄のある高貴な仕事です。屋敷のメイドの制服も機能的でシンプルなのがまたセンスが良いです。
・ドリフトを駆使するヒロインのドライビングテクニックが大好きです。

-2019年168本目-

◆改善点
・暴走トレーラーが回避したところで伏線が少しバレました。
・財産の所有権を戻せることによって態度が変わったヒロインは、とても正確な金脈スカウターを持っています。

◆総括
・昨日シェリー・ケーガンの『「死」とは何かイェール大学で23年連続の人気講義』という本を読み終わったところなので、いろいろ考えさせられました。また仏教やカルマに傾倒している白人女性を見ると日本人としてうれしく感じます。

-2019年168本目-