平和のために紛争地で尽力する兵士たち。しかし仲間を守るための行動が取り返しのつかない罪を生む。
武装勢力タリバンによる支配が続くアフガニスタン、その平和維持のために派兵されるデンマーク軍。ある日クラウス隊長率いる部隊がパトロール中、タリバン による襲撃を受け仲間が負傷。鳴り止まない銃声から仲間を救うため標的がいると思われる方向への爆撃要請を出すが、、、、
もちろんそれが意図しなかったものだとしても招いた悲劇は罪。法や理屈は重々わかるけど〜難しい。部隊長として極限の状況下で仲間を守るための決断、確認の有無が最大の焦点やけどそもそも彼らは平和維持のために過酷な紛争地に派遣されてるわけで〜悲しいね〜
幼い子供たちや家族への負担を考えるとクラウスの妻の言い分もとてもわかる。もちろん検察も。正しいかどうかはわからないけどこの映画に出てくる人、どの言い分も間違ってないからクラウスの心情を察すると抉られる。
まあこういう兵士の倫理観に迫る映画はいろいろあるけどアフガンパート、裁判パート、家族の描き方もバランス良く丁寧に描かれてたと思う。そしてまたしても正しい戦争とは？の答えが見つからずモヤモヤ。やっぱこの監督モヤモヤ巧いねw
クラウス役の人どっかで観たと思ったらゴーストインザシェル のバトーか〜w
