ばーどイヌサンローラン

太陽のめざめのばーどイヌサンローランのレビュー・感想・評価

太陽のめざめ(2015年製作の映画)
2.8
この間『モン・ロア』を観て、エマニュエル・ベルコに興味を持ち鑑賞。





いろんな愛がある。


愛とは見捨てないこと。


信頼すること。


愛を知らずに育った少年。


愛を与えてたつもりだった母。


どんなに裏切られても、彼には母しかいない。


でも、いつか、本物の愛に巡りあえる。



の、だろうか…?



一生、知らなで終わる人もいる?



愛に巡りあえたのは幸せ?




周りの人たちの温かいサポートや、諦めずにケアしてくれる人たちに支えられ、身の丈に合った愛を知り、身の丈にあった幸せを築いていく。環境って大事だよな。と、つくづく…


先週観た『T2 トレインスポッティング』でも、出会った頃の小学校のときの映像が流れて、あの頃は輝いている未来があったのに、どこでこうなってしまったのか?みたいなこと言ってたけど、スタートラインはそんなに変わんないのに、(てか、変わるよね。貧富の差は歴然としてあるもんね。)ホント、育った環境って大事だよね。わたしもどこでこうなった?>_<




淡々として、同じこのと繰り返しで、のんとなくドキュメンタリーを観ているような作品なんですがキャストがいいんです。



カトリーヌ・ドヌーヴの貫禄と安定感に、本作がデビューの主演のロッド・パラド、脇を固めるブノワ・マジメルや、大好きな『戦争より愛のカンケイ』のサラ・フォレスティエなど、すごく丁度いいキャスティング。




なんとなく『ぼくらの家路』や、親視点だけど『ある子供』を思い出した。