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ダンケルクのcollinaのレビュー・感想・評価

ダンケルク(2017年製作の映画)
4.3
「チャーチル」を観たので、見逃していたダンケルクを鑑賞。

心音のような音、時計の針のような音。
一緒に鼓動しているようで苦しくなった。

台詞は少なく、分かりやすい内面描写も無いけれど、
兵士たちの瞳で充分だった。

ダイナモ作戦は失敗とは決して言えないけれど、
全員が救われたわけではない。そのことを痛感させられた。

チャーチルの演説、一兵士の口で語られた演説ははとても印象的だった。
どう思ったのだろか、ダンケルクから帰ってきた兵士たちは。

無駄な心理描写が無く、口数少ないのに、迫ってくるものは
ノーラン監督の手腕にうならされた。

政治家の戦いと兵士の戦い。この二つの戦争を対にしてみることで
イギリスとしての戦争を観た。

チャーチルを「動」とするならば、ダンケルクは静かな、あまりにも
静かな映画だった。
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