聴覚障害者の転校生のヒロインに対して度を越したイジメを繰り返していた男子が今度は自分が同じ目に遭って人間不信に陥り他人を認識出来ないまでになるが、イジメていたヒロインと再開した事から自分を再構築する話。かなり嫌な、リアルな話を
京アニらしい美麗な表現で上手くまとめていたように思う。聴覚障害者の美少女と健常者男子との恋愛模様を描くというよりも、かつてそんなに悪意もなく酷いイジメを首謀していた主人公がバチが当たったかのように今度はイジメられそこから再生する姿を描くのがこの作品のテーマなのかなと。どんな悪人でも心から反省すれば罪は浄化される？ でもこの作品で一番の悪人は、聴覚障害者のヒロインがイジメられている時に特段何の対策もせず、犯人探しをクラスでした時に対象を１人に絞って、新しいイジメの根を植え付けた担任教師だよなぁ。
