登場人物それぞれのいろんな反応があって、そのなかに自分も混ざったように問われ続けているみたいだった。本人も周りの人も罪悪感とか引け目とかにとらわれがちで、謝る言葉の輪の中にいるような感覚になって、そんなに謝らなくていいのに、と思いながら、自分にも同じようなところがあるのだった。思うことが重なって、途中からはこれ好きじゃないかもしれないと思いながら観ていたんだけど、そういうのがスっと抜かれるように笑ってしまった大好きな場面があって、いいなーと思いながら最後まで観てエンドロールになったとたんジワジワ込み上げてきて、そこで初めて泣いてしまった。
