かわいらしい作品。最初に聞こえてくるエレキギターの音で、僕はぐっと引き込まれました。
バイト中(?)ガキんちょにリンチされるようなひょろひょろの青年セバスチャンの、全身からなんとかひねり出す彼女へのアプローチはたどたどしく、観ていて微笑ましい。(でもさすがにゲ○にキスはないんじゃない…ごはんつぶとかならまだしも)ジュリーも「不器用ね」と笑っていたけど、そういうところが逆に相手を惹きつけることもやっぱりあるのかな。そうだと思いたいものです。
全体的にスロウなテンポですが、心地良い加減なので観てて楽しかった。使われてる曲も良かったです。特にカラオケのシーン、セバスチャンの歌う曲が好み。特別うまいわけではないけれど、だんだんノッてくる彼を観ていると不思議と幸せな気分になります。
「スタンド・バイ・ミー」はあまりにも直接的すぎたのかな。セバスチャンの未来に幸あれ!