映画製作者達3人の映画作りの会話のシーンに映画の映像シーンを織り交ぜた実験的で変わった作品。
麻薬の運び屋の男(ジャンルイトランティニャン)の道中をミステリアス&コミカルに描いているのだが、何と言ってもトランティニャンにつきる。彼の挙動不審ぶりが可笑しいし、彼のファンならば物語は退屈でも見てて飽きないはず。
アランロブグリエの作品は初めて観ましたが突然女性のドアップが映し出されたり、カメラワークにも戸惑う。映画の製作者達のように、まさに迷走している模様。
緊縛女性の描写が度々登場する。単に主人公の性癖なのであろうか?何を意味しているのか自分にはイマイチ分からなかった。