Yuuki

スイス・アーミー・マンのYuukiのレビュー・感想・評価

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)
4.0
死を覆して生を得た死体マニーと、死に最も近い生者ハンクとの奇妙すぎる友情がこの映画のキモ

ハンクは世間から離れた異世界で出会って自分を助けてくれた死体に徐々に友情を超えて惹かれていくものの、マニーは思い出せるかどうか分からないハンクのスマホ待受に設定された女性に惹かれていく…みたいな感じで、中盤からすれ違い的なBL要素が強まっていき、「ダニエル・ラドクリフの万能死体」というアイデア一本で終わらないストーリーもなかなか面白かったです

ただ終盤「生きる」とは、「恋とは愛とは」といった哲学的な思想を語る描写がやけに多く含まれていって、ちょっとだけ眠て〜なと思ってしまったのは否めなかったかな。

とはいえ「これ腐女子歓喜やな…」と思うシーンも多々含まれているので、腐女子の皆さんにおかれましては早めのご鑑賞をお願いしたいところです。
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