ぱんぴー

パターソンのぱんぴーのレビュー・感想・評価

パターソン(2016年製作の映画)
4.0
「同じように見えるけれど、同じじゃない」
もう全編に渡ってそのメッセージ訴求が激しかった。
薄味だけれど、出汁が効きまくり。

善良無垢なパターソンの一見変わりのない1週間なんだけれど、
寝起きのタイミングや格好、ランチボックスの中身とか、バスの車内の会話などなど色々毎日違ってる。

そしてパターソンも熱心に書いてる詩。詩を書いている少女との会話で"韻"という言葉が出てくるけれど、そういえばこの"韻"も「同じように見えるけれど、同じじゃない」っていう意味あるよなーって思い、

さらに思い返せば不思議すぎるほど"双子"がいたりして、いやいやこれもそれやんってなってアーハァンってなりました。

そんな作品全体に韻が踏まれたような詩的な日常の余韻にただいま浸っております。
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