ふっくー

ジェイソン・ボーンのふっくーのレビュー・感想・評価

ジェイソン・ボーン(2016年製作の映画)
3.9
ボーンシリーズ9年ぶり待望の最新作。
アイデンティティーから始まった旧3部作は3個で1つの物語として最高の完結を見せてくれましたよね。
そのあとのスピンオフ「ボーン・レガシー」で非常に残念な気持ちになったので、このシリーズももう終わりかと思いましたけど、帰ってきてくれましたね。やっぱりマット・デイモンとポール・グリーングラス監督の黄金コンビですよ!!

ボーン自身も引退したあとの話なのでかなり老いを感じましたけど、相変わらずキレッキレのアクションとキレッキレの頭脳は健在です。
ボーンシリーズには欠かせない存在のニッキーも再登場してくれていることが嬉しい。
欲を言えばパメラ・ランディも出て欲しかったですけど笑。

アイデンティティーから語られていたトレッドストーン計画をここまで掘り下げるなんて笑。
ただ旧3部作が最高すぎたので、やっぱり期待値も大きくなるわけで、個人的には、もう少しボーンらしいアクションが見たかったというのが正直なところ。
シリーズおなじみの人混みに紛れながら敵を欺くシーンは健在ではあったものの、
常に先回りし、身近な物で(ボールペンとかハードカバーの本とか)を駆使して戦うアクションがあまりなかったかな。まぁ椅子の脚で戦うシーンはありましたけど笑。
なのでボーンを狙う刺客達があんまり狂気さを感じられない。ヴァンサン・カッセルの戦いも最後はあっさりな感じ。

アリシア・ヴィキャンデルがクールで最高に美しかったけど、ボーンとの関係性もどことなく中途半端で、前作のパメラ・ランディの時のようなワクワク感が欲しかった。ただラストシーンにボーンに見事に欺かれちゃうシーンはニヤニヤがとまりませんでした。まだまだ未熟な感じが良いのかも!?笑

トミーリー・ジョーンズが出てるだけで、画面が引き締まる感じ凄く好き。
てかこのシリーズのCIA悪いこと考えてる長官が次から次へと出てきすぎですわ。
ラストのベガスのド派手なカーチェイスはワイスピ並みの激しさなので、笑えてくる。
SWATの装甲車ってあんなに最強なの???
渋滞とか関係なしに車薙ぎ払って走行するシーンが迫力やばすぎてずっとみてたかったww

装甲車の上に乗っかったままベガスのスロット店に突っ込むシーンは笑いが止まらなかった。壊れたスロットマシーンからレモンが揃ってメダルドバーな「トム&ジェリー」展開期待したけど流石になかったよね。

全体的に旧3部作には敵わなかったかもしれないけど、それでもこのボーンシリーズがまた帰ってきてくれただけでも嬉しい限り。
あの終わり方だったらもしかしたらまた続編が出来るのかな?ボーンらしさを全面に出したアクション期待してるので、続編お待ちしてます!笑
ふっくー

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