エイリアンの生みの親、ギーガーのドキュメンタリー。
6歳でパパから髑髏(ホンモノ)をプレゼントされるって悪夢やん。
それに紐つけて引きずっていたというエピソードが、彼の根底にありそう。
自分の中の恐怖と対峙して克服するために、闇を描く。
描くことが癒しでもある。
ああいう世界が好きという単純な理由ではないところが奥深い。
闇に怯えて、でも惹かれるという気持ち。
幽霊列車に乗ったり、ギーガーバーの製作過程で嬉々としている様子は本当に楽しそう。
周りの人のインタビューより、ギーガーの一挙手一投足に目がいく。
多くを語る人でもないけど、やりたいことをすべてやりきったと言っていた。
なんて素晴らしい人生。