グラッデン

ジオストームのグラッデンのレビュー・感想・評価

ジオストーム(2017年製作の映画)
3.3
天候を制御する気象衛星の暴走が引き起こした凍結・灼熱・荒天の天災フルコース。

設定を駆使した多彩な荒れ模様を詰め込む構図は、ディザスター映画として「お得感」を印象付けながらも、主要人物が暴走を止める側にいるため所謂「ライド感」が足りないのは勿体ないところ。その意味では、作品のポテンシャルを引き出すには我々が身をもって体感する=「4DXしかない!」という結論に達しました。

また、予告編では巧妙に隠していた?暴走の背景にあったドラマ+コントは正直に申し上げると「蛇足」と思いつつ、脇役が無駄にキャラが立っていたので憎めなかったです(笑)良し悪しの判断は難しいところですが、災害をテーマとして取り上げつつも、シリアスにしないことを第一にした設計だったのかと思いました。サメも出てきませんので(サメ万能論者)

あと、私見ではありますが、天災もさることながら、デブリ大量発生なのが一番ヤバいなと思ったのですが、未来の世界だから何とかなる!(と信じたいところですが、そこまで遠くない未来の話だった気がする)