グラッデン

ネクスト・ゴール・ウィンズのグラッデンのレビュー・感想・評価

4.0
日韓W杯予選で「31-0」敗戦する等、FIFAランク最下位にいた米国領サモア代表チームがアメリカから来た新監督とともに公式戦初ゴール=1ゴールを目指す実話に基づく物語。

2014年に製作されたドキュメンタリー映画『ネクスト・ゴール!』の劇映画版であるが、同作品=実話がドラマチック故に変化をつけた作品に仕上がっている。

再現度は高かったが、代表チーム強化のために国外から招聘した監督の描写が大きな脚色ポイントであるが、そこに大きな布石があった。鬼軍曹な部分は変わりないが、サッカー伝道師のような側面を持っていた実際の監督と違い、本作の監督は【幸福度】に視点を置いた物語になっていた。

この点はスポーツ映画との噛み合わせが賛否はある。雰囲気としては悪くなかったと思う。